WEB講座

職業訓練校とは?お金をもらってWEBデザインを学べるメリットだらけな制度

 

 

みなさんこんにちは。

 

最近は新しい業種や職種の仕事に転職したい、というように考えている方も多いのではないでしょうか。

今の会社の先が見えない
新しい仕事をしてみたい
個人として専門スキルを身につけられる仕事がしたい

このように感じている方は多いと思いますし、私自身もこのように感じた経験があります。

 

しかし、このように考えてもなかなか未経験から、転職するのは難しいのではないでしょうか。
そんな方たちのためにお金をもらいながら勉強できる、職業訓練という公的制度について今回はお伝えできればと思います。

 

私自身もこの制度に大いに助けられて、みなさんが思っている以上に素晴らしい制度なので、ぜひ仕事や転職に悩みのある方はちょっとだけでもご覧くださいませ。

 

職業訓練校とは

PC勉強

 

まず職業訓練校をあまりご存知でない方のために、簡単に説明すると基本的に無料で就職するためのスキルを勉強することができる公的制度になります。

ここでは最近人気のWEBデザイナーになるための職業訓練を、中心にお話ししていきますが職業訓練にはたくさんの種類があります。

人気なのはエンジニアを目指すプログラミングスクールや、先ほどもお話ししたWEBデザイナー養成スクールなどです。

他にも簿記やExcelなども学ぶことができます。詳しく職業訓練校で受けられる授業を知りたいからは、職業訓練校で学べる授業に関しての記事をご覧ください。

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公共職業訓練は対象者ごとに3種類に分かれます。

 

離職者訓練

求職者を対象とした最も一般的な公共職業訓練です。テキスト代などの実費を除き、受講料は基本的に無料

求職者は公共職業訓練の主対象であり、条件を満たせば失業手当の受給期間延長や通所手当(交通費)の交付などの援助が受けられます。

在職者訓練(キャリアアップ講習)

主に中小企業の在職者を対象として、平日夜や土日に行われる有料の公共職業訓練。多くの場合、1回数百~数千円程度の受講料がかかります(テキスト代等除く)。

訓練期間は2~5日で、訓練の内容は実地する主体が国か都道府県かで異なります。国は専門的な「ものづくり」の知識・技術を、都道府県は初心者向けの訓練や地域の実情に合った訓練を実地することが多いです。

学卒者訓練

中学・高校卒業者を対象とした有料の公共職業訓練です。学ぶ内容の専門性ごとに普通課程・専門課程・応用課程に分けられ、それぞれ数十万円の入学金と年間授業料がかかります(テキスト代等除く)。

訓練期間は普通課程の場合1~2年で、専門課程・応用課程の場合2年と定められています

転職Hacksより引用』

 

 

基本的に多くの方は一番上の離職者訓練に該当してきます。会社を辞めて失業状態である方で、本格的な学校のように1日中勉強するコースが多いです。

 

もしまだ将来の働きたいことややりたいことが分からないという方はぜひ別の記事もご覧ください。

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本格的に未経験からWEBデザイナーを目指すなら、離職してから職業訓練を受けるのが一般的ではないでしょうか。

 

在職者の方でも受けられるのが2つ目で、仕事をしながらでも勉強ができるように、平日夜やどにちに行われるコースになります。

また3つ目は中学高校卒業者向けになっています。こちらも素晴らしい制度ですが、入学金などがかかってきてしまいます。

もし仮に今働いていて新しい職種に挑戦したい、という方でしたらおそらく最初の離職者訓練で長期間勉強することになるでしょう。

その中でもいくつか制度が分かれますので、詳しい制度や条件はお住まいのハローワークHPをご覧ください。

 

私が受講したWEBデザイン養成講座は、就職するためのキャリア相談や面接対策などもしてくれるので、勉強して就職にも近づける素敵な制度なのです。

基本的に期間は3ヶ月から半年間のコースが一般的ですが、中には1〜2年学ぶ長期コースもあり、有料の授業もあります。

 

もちろん誰でも受講することはできず、条件をクリアしていなければ応募することができませんが、離職中の方で転職したい人であれば、おそらく応募できると思います。

ここで応募という言葉を使ったのでなんとなくご理解しているかもしれませんが、職業訓練校は授業によって人気不人気があり、定員も決まっているので人気の授業は面接を受けて合格しなくてはいけません。

 

ちなみにこれは一度落ちても期間を開けたり条件をまた満たせば、応募できますのでそんなに重く受け止めなくても大丈夫です。

と言っても倍率は人気の授業だと2〜3倍あるので、それなりに面接対策をして望むことがおすすめですよ。

 

職業訓練校のメリットは

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職業訓練校のメリットはなんなのか。これはお金をもらいながら将来に役立つ勉強ができることではないでしょうか。

もちろんお金をもらえるのは失業保険を受給している方や、職業訓練校を受講している期間で生活が苦しくなってしまう方などに限ります。

しかし条件をクリアすれば失業保険や通所手当をもらいながら、勉強できます。仮にお金がもらえなくても無料で勉強できるのは素晴らしい制度です。

この無料で勉強できるのがなんと言ってもメリットですが、テキスト代や基本的に定期代はかかってきます。

また受講後は基本的に3ヶ月以内に就職しなくてはいけませんので、スキルだけ学んで個人で活動したい方にはあまり向いていないような気がします。

と言ってもメリットが多い制度ですので、ご自身に必要かよく考えてぜひ活用してみてくださいね。

 

 

職業訓練校のWEBデザインは

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ここまで読み進めて職業訓練校を受けてみたい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし実際WEBデザインの職業訓練校では本当に知識が身につくのだろうか、という疑問も出でくると思います。

 

この答えは「良いカリキュラムと学校を選べば身に付く」というのが、一番適切ではないかと個人的に思います。

 

ハローワークに行くと職業訓練校の募集は多くあります。また、WEBデザイナー養成科でも多くのカリキュラムがされており、学習を終えて取得できる資格も変わってきます。

私はデザインとコーディングの両方を学べて、WEBクリエイターやAdobeの資格を受験できるコースを選択し、ある程度人気の学校を選んだので、先生も優しく勉強意欲のある方が多い学校でした。

ハローワークの担当の方に雰囲気やカリキュラムの内容を聞いて、実際に見学会もあるので自分の目で確かめてから応募するのが良いと思います。

半年近く通う場所なので、慎重に決めたいところですよね。

WEBデザインのコースの雰囲気や1日の流れに関して別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【職業訓練校の服装】WEB系は私服でいい。雰囲気や入校日の流れは? みなさん、こんにちは。 WEBデザイン職業訓練校の面接が受かって、いよいよ学校が始まるという方はこんな悩み...

 

 

職業訓練校での就職率は

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実際にスキルが身に付いたといして、職業訓練校の就職率はどのくらいなのでしょうか。

厚生労働省の令和2年のデータでは、求職者支援のWEBデザイナーコースが含まれる実践講座での就職率は57.2%でした。

 

コロナウイルスということもあり就職率が落ちていることもありますが、この職業訓練は受講すれば必ず就職できるというわけでもないのです。

ですがここでは全体の統計データになっており、その後就職している方も多数いますし、勉強した専門分野外で就職している人もいます。

また私の職業訓練校ではWEBデザイナーの道に進む人や、コーディングといったプログラミング系の道に進む人も多いそうです。

 

どんな就職先が多いのか、どのくらい就職に有利なのかも入校前に必ず確認しておきましょう。

 

職業訓練校を受講できる条件は

 

職業訓練校(求職者支援訓練)を受けるための主な条件は以下になります。

  • ハローワークに求職の申込みをしていること
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
  • 労働の意思と能力があること
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

詳しい条件は厚生労働省のHPをご覧ください。

私が職業訓練校を申し込んで条件以外によく見られていると感じたのは、しっかりと労働、勉強意欲があるかどうかでした。

職業訓練校では専門スキルを教えて、スキルを身につけて就職してくれそうな人が選考に通りやすいと言われています。

そのため詳細条件はいくつもありますが、労働と勉強意欲はたくさんアピールしましょう。

 

職業訓練校に向いてる人は

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職業訓練に向いていそうな方は、集団行動ができる人だと思います。

職業訓練校は様々な年齢やバックボーンを持った方が集まります。

WEBデザイナー養成科では女性が多く、男性は数名のクラスでした。そう言った環境の中でもしっかりコミュニケーションが取れる人が、職業訓練校に向いていると思います。

また人間は良くも悪くも環境に流されやすい人間ですので、勉強を頑張る環境の中で切磋琢磨できる力も、集団行動力の一つではないでしょうか。

 

どうやって申し込むのか

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職業訓練校に申し込む流れは以下の通りになります。

  1. ハローワークに登録する
  2. ハローワークで訓練校とコースを選ぶ
  3. 職業訓練校の見学会に参加する(任意)
  4. ハローワークにて入学を申し込む
  5. 選考試験を受ける
  6. 合格後はハローワークで手続きをする
  7. 入校

これはざっくり基本的な流れですが、ほとんどはこんな感じになると思います。
詳しい申込みの流れはお近くのハローワークに行けば、大丈夫だと思います。

 

また見学会に行くのか、選考対策はどのくらいした方がいいのか、疑問もたくさんあると思います。

職業訓練校を実施する目的は就職するためであり、運営側としてはその就職率を上げることが大切になります。

そのため職業訓練校に来てほしい人は、就職ができそうな意欲があり、様々な年齢の方々と仲良くできるコミュニケーション能力のある人になります。

こうした目的を理解して面接対策をしたり、サポートをしてくれそうな職業訓練校を選んでいくのがいいでしょう。

 

 

まとめ

 

職業訓練と聞いて「なんか仕事ができない人が行くんじゃない?」、みたいなマイナス感情を抱く人もいるかもしれません。

確かに私も最初はマイナスイメージがありました。しかし無料で勉強させてくれて、今後も仕事で切磋琢磨できる仲間も見つかり、私にとってはメリットだらけの制度でした。

 

職業訓練校は素晴らしい制度です。

こんな制度があるんだと知るだけでも選択肢が広がりますので、未経験からWEBデザイナーになりたい人などは、ぜひチェックしてみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。