WEB講座

あの太陽を見るために、会社を辞めてWEBデザインを勉強し始めた話。

 

 

今日は何にもやりたいことがなかった私が、WEBデザインを勉強するようになった理由をお話しできればと思います。

 

見ず知らずの私がWEBデザインを勉強し始めた理由をただ聞くなんて退屈だと思いますので、

やりたいことがない
自分には何が向いているのか分からない

と言った悩みを持っている方がキャリアの参考に聞いていただけたら嬉しいです。

 

また、

WEBデザインとか、プログラミングが良いって言われているけど、なんでなん?

そう言った疑問も浮かんでいる方もいるのではないでしょうか。

 

そのような方に、私がWEBデザインを学ぶようになったきっかけが参考になるか分かりませんが、1個人として経験しながら思ったことや、WEBデザインを勉強するまでの考えを参考にしていただければと思います。

 

 

始まりは自分を変えようと思ったことから

旅

 

私がWEBデザインを勉強し始めようとおもった理由をお話しする上で、転機となる経験があったのでそれについてお話しできればと思います。

それは就職をひかえて、本当にやりたいことが何なのか、わからないでいた大学4年生まで遡ります。

就職活動は無事に終わり、卒業までもうすぐと言うところまで来ていた私は、漠然とした将来にもがき続けていました。

このまま社会に出て、働いていくことに、本当に意味を見出せるのだろうか

 

自分で言うのも恐縮ですが、就職活動は結構頑張った方だと思います(笑)
倍率は200倍くらいある大手のメーカーでしたし、内定式では雰囲気がよく社会人が楽しみでした。

ですが、このままずっと働いていく未来はあまり想像できていませんでした。

 

そんな漠然とした不安を抱えながら、大学生最後の旅をすべく、そして将来への答えを求めるために、ヨーロッパ3週間のバックパッカー旅をすることにしました。

 

 

 

向かった先はオーストリア。そこからドイツ、チェコ、ポーランド、ハンガリー、スロバキアなどをめぐる旅でした。

金欠のレッテルを貼られていた私の予算は、航空券や3週間の食品、宿代込で20万でした。ましてやクリスマスシーズンと言うハイシーズンでしたので、この予算はちょっと自分を追い込みすぎていたような気がします(笑)

 

結果的に航空券は激安、宿も現地で800円の宿に泊まり、移動は徒歩を繰り返した結果、16万で治りました。しかし、その分不安や辛い旅にもなりました。

 

 

そんな旅もベルリンで無事に年越し、1月1日には夜行バスでポーランドへ向かいました。その日の朝、ふと窓の外を覗いてみると、真っ赤に染まった初日の出が荒野一面を日差しで覆っていました。

いつもと変わらない太陽ですが、旅の中で感じてきた不安や漠然とした自分の将来を思うと、いつもよりも綺麗に見えて自然と涙がこぼれていました。

 

私の心の深くに刺さった太陽は、私の中にある何かを変えてくれました。

 

 

一生に残る太陽を見て感じたこと

太陽

 

私がこの太陽を見た時に、深く思ったことがあります。

死ぬまでにもう一度、この太陽を見たい

 

こんなことを思う人は多くいると思います。
でも私は真剣にそれに向き合うようになりました。

 

他の人から見ればただの太陽だったかもしれません。
東京でも見れる太陽だったかもしれません。

でも、ものすごく綺麗に見えた太陽が、こんな世界もあるんだと私の視野を広げてくれたきっかけになったことは間違いありません。

 

 

ここからはどうやったらあの場所に行けるのか、これだけを考えるようになりました。

そして、やはり今の職業では連休も取りにくいし、自分の行きたいタイミングでいくのも難しいなぁと感じるようになりました。

場所を問わずに働くことができる、そして働き方を調節しやすい、などを重要視するようになり、スキルやIT系分野での仕事でないと厳しいと感じました。

 

そこで今後はプログラミングやWEB系の仕事をしていきたいと強く感じるようになりました。

そんな思いはあったものの、大学を卒業し、就職を迎えてしまいました。

 

 

安定よりも挑戦を大切に

面接

 

無事就職をしたのですが、IT系の仕事をしたいなぁと言う思いは、ずっと心残りになっていました。

メーカーでは新卒採用の仕事に配属をされました。採用の仕事もすごく楽しかったのですが、やはりずっとあの太陽のことが忘れられませんでした。

 

1年たった頃、私の部署が会社都合でなくなってしまう出来事が起きました。私は退職か移動の決断をしなくてはいけなかったのですが、太陽をみるためには絶対にITスキルが必要だと思い、翌日には退職を上司に伝えていました。

 

次の転職先を決めずに、退職をしたため、そこからは自分にあうスキル探しから始まりました。プログラミングをやろうと最初は思っていましたが、やってみると予想以上に自分に向いていない部分も見えてきました。

物づくりやクリエイティブ的なことは前から得意と思っていたのですが、やはり作ったものが見えにくいプログラミングだと独学で勉強するのがきついと感じました。

 

そこで、視覚的にも理解しやすく、初心者へのハードルもプログラミングほどではないWEBデザインを勉強してみることにしました。

結果は大当たりで、思っていた以上にWEBデザインが自分に向いていると実感できています。

 

そこからは職業訓練校に通い、今はWEBデザイナーになるために週5日で学校に通っています。

 

 

WEBデザインが勉強できている喜び

挑戦

 

今は職業訓練校という公的な職業支援制度を使って、WEBデザインに関して勉強しています。

あの太陽を見てから、人生の中で大きな目標を持つことができました。また、こうやって社会人になっても新しい環境に挑戦できるようにもなりました。

 

このような経験をするのは、あまりないかもしれません。
でもみなさんの心のどこかには、長い間秘めていた好奇心があると思います。

こんな私が言うのもあまり説得力がないかもしれませんが、もう少し好奇心に素直になってみると人生がプラスになっていくと思います!

 

また、なかなかやりたいことがあっても、仕事や家庭の事情で一歩踏み出せないこともあると思います。

そんな方は半歩でも良いので、できることからちょっとずつやってみるのも良いでしょう。

 

いろいろなことを試して、今はWEBデザインが自分にあっていると感じているので、本当に毎日勉強できる喜びを噛み締めています。

 

いつかリモートやフリーランスで、あの太陽をみるためにこれからも頑張っていきたいと思います。

 

ぜひみなさんも一緒に頑張っていきましょう。最後までありがとうございました。