ご覧いただきありがとうございます。
この記事では、WEBデザイナーってどんな仕事をしている人なんだろうと疑問に思っている方に、働き方や将来性に関してお伝えする記事になっています。
WEBデザインを始めたばかりの方だけでなく、想像もつかない方でもお分かりできるようにお伝えしていきたいと思います。
WEBデザイナーの魅力を知ることで、将来の働き方をイメージできるようになりましょう。
WEBデザイナーの働き方
まずWEBデザイナーの説明を簡単にすると、「ホームページやWEBサービスのデザインを作成している人」になります。
ものすごくざっくりお話ししたので、詳しく知りたい方は合わせて下記の記事もご覧いただければと思います。
WEBデザインやWEBデザイナーについて、なんとなく分かっていただけた方はいよいよ実際にどんな働き方をしているのか、見ていきましょう。
上記の記事でも述べていますが、WEBデザイナーは主に3つの働き方に分かれます。
「WEB制作会社」「事業会社」「フリーランス」の3つ(プラス派遣の4つ)になります。
未経験でWEBデザイナーになるときに、主に選択肢としてあげられる働き方です。
1つ1つ見ていきましょう。
WEB制作会社
WEB制作会社は、お客様からホームページを作ってほしいと依頼される会社です。
ここでいうお客様は企業であったり、地域などの行政であったり、個人事業主など様々になります。
WEB制作会社の特徴は、WEB制作の技術力でしょう。
最大のメリットはWEBデザイナーとして成長できる環境があることです。
1つの業界にとらわれず様々な案件に携われますし、レベルの高いクリエイターが多いため、デザインのことで相談できる環境が備わっています。
反対にデメリットは、勤務時間が長時間になりやすいということです。
お客様に納品する納期があることや、同時並行で案件を進めてくことが多いので、必然的に間に合わせるための残業が発生してしまいます。
最近では働き方が見直されて、効率をあげて残業時間を減らすよう取り組んでいる会社も多いようですので、しっかりと求人を判断してみましょう。
事業会社
事業会社では、主に自社のサービスに関するWEBデザイン業務になります。
例えば、メルカリやネットフリックス、TwitterやInstagramなどを想像してもらうと分かりやすいかなと思います。
このように自社のサービスを持っている会社では、自社サービスホームページを管理、運営する部門が必要です。
事業会社で働くWEBデザイナーは、こういった部門で自社サービス専門ではたらくデザイナーになります。
メリットとしては、お客様が自社であるため、比較的WEBデザイナーに優しい働き方ができることです。
残業時間は他の職種の人と同じような時間帯になりますし、基本的に運用や改善がメインになるので、納期も少ない点が良いのではないでしょうか。
デメリットとして、教育体制や成長環境が整っている会社が少ないことがあげられます。
最低限のWEBデザイナーが所属している企業が多いため、教育できる先輩社員がいないことや他のデザイナーからアドバイスをもらえる機会が減ってしまうという特徴もあります。
外部の人と関わる機会も少ないため、業界の様々な人と交流して勉強したい人には、ちょっと物足りないのかなと思います。
教育体制が整っていない企業が多いため、中途採用も経験者が優遇されやすいイメージです。
フリーランス
フリーランスは、会社にとらわれず仕事を受注していく個人事業主のような働き方です。
このフリーランスとWEBデザイナーは非常に相性が良く、多くのフリーランスWEBデザイナーがいらっしゃいます。
メリットはなんといっても、時間や場所にとらわれない働き方ができることです。
また時給や年棒制でないため、やればやるほど給料があがる仕事でもあります。実際にエンジニアなど同じ仕事でも、企業に勤めていたときより数百万以上給料が上がったなんていう人もいます。
デメリットとしては、すべて自分次第ということです。
当然自由度が上がりますが、今まで各部署がやってくれていた経理や総務、営業やマーケティングもすべて自分でやらなくてはいけません。
また、収入が大きくなる分、税金や社会保険料などの支出も増えていきます。今まで会社が払ってくれていた分を自分で支払うので、意外と手取りは少ないなんてこともあります。
ただ、メリットがかなり大きいのがフリーランスですので、制作会社等で技術を身に付けたら挑戦してみるのもいいですね!
派遣
ここではプラスで紹介していきたいと思います。
未経験からWEBデザイナーを目指していくなら、派遣での働き方もあります。
派遣の働き方は、派遣会社に登録して各プロジェクト先に派遣される働き方になっています。
未経験からでも活躍できるよう、数カ月間の研修制度が備わっているのが特徴です。
メリットと言えば、未経験からでも始めやすいこと、様々な現場を経験できることではないでしょうか。
逆にデメリットでは、現場次第で労働環境が変わってくるということになります。
労働環境があまりよろしくない会社に派遣されてしまった場合、望み通りの仕事ができない場合があります。
未経験からWEBデザイナーを目指す場合は、派遣社員でも大きなメリットがあるので、そういったデメリットを踏まえて判断してみてもいいですね!
では、次にWEBデザイナーの主な給料等をを見ていきましょう!
WEBデザイナーの給料
WEBデザイナーの平均給料として、2020年のDODAからの引用によると、約363万円となっています。
日本の会社員平均給与は、約433万円となっていますので、若干給料が低いのではと思うかもしれません。
ただ、経験の浅い人は比較的給料が安くなってしまいますし、今後のキャリアアップとしてWEBディレクターなどになっていくと、平均年収が450万を超えてくるようになるので、給料が低い場合のWEBデザイナー時代は修行時代として取り組んでいくのもいいですね!
WEBデザイナーのキャリアアップ
WEBデザイナーのキャリアアップとして代表的なのは、WEBディレクターという職種です。
HPを作るためにも、WEBデザイナーやコーダー、フォトグラファーやイラストレーター、その他社内や社外の取引先など様々な関わり合いが必要になります。
そういったWEB制作に関わる方たちをまとめ、お客様が求めているものに近づけていく監督的な職種となっています。
WEBディレクターになると、メインでデザインやコーディングに関わることは少なくなりますが、より裁量が大きくなり、企画から納品など一連の流れに携わることができるようになります。
給料も上がりやすいですし、WEBデザイナーのキャリアとしてWEBディレクターを用意している会社も少なくありません。
ぜひWEBデザイナーを目指すなら、WEBディレクターも意識しておきましょう。
WEBデザイナーの需要
最後にWEBデザイナーの需要や将来性についてみていきたいと思います。
おそらくWEBデザイナーの需要は、しばらくの間、急激に落ちることはないでしょう。
ただ、単価が下がっていく可能性は多いにあります。
現在はコロナウイルスで、リモートワークやECなど今まで以上にWEBビジネスへの期待が高まっています。
そのため、WEBデザイナーの需要が高まっている一方、参入する人自体の数もかなり増えました。
やはりこうなってくると、単価が下がってきてしまう状況に陥ってしまうのです。
そこで、今後はWEBデザインを学ぶだけでなく、本当にお客様の問題をお解決することのできるWEBデザイナーが求められていきます。
デザインやコーディングだけでなく、企画から運用、マーケティングなど付加価値をつけることのできる人材になれれば、需要は十分にあると思われます。
何かしらの得意分野を持っていらっしゃる方が多いと思いますので、WEBデザイン×○○といったような考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。